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2008-02-27 Wed [つれづれ]
ある小説を読んだ。
一気に読み進めたい気持ちはあれど、まとまった時間などない。 だから移動中や昼メシの後など、小さな時間をかき集めて読んだ。 読了までにおよそ一週間。 ところかまわずだった。 顔が歪み、紅潮し、呼吸が浅くなり深くなり、 わざと大きなため息をついて逃がそうにも、息は熱いままで、 風邪だなどの誤魔化しが効かないくらいに突如、鼻を啜り始める。 電車内でも、ドトールでも、日曜日のマクドナルドでも。 あくびとか眠いとかかゆいとか、理由をくっつけて目のあたりを触るが、 それが周囲にてんで通用していないことくらい分かっていた。 一週間かかった理由は、もしかしたらその辺にある。 よし読み切るぞと思った今夜は、家で読んだ。 堪えきれず落涙。 おかげでうまく読めなかったじゃないか。 ラストに向かう高揚、そのスピード感と 揺れる文字をこぼさず読まんとする辿々しさ。 その中途半端さが、より僕の心を掻き乱す。 読み終えた。 しばらく動けなかった。 呼吸が大きく満ち引きを繰り返していた。
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